将来何になりたいですか?   

   先日小学生の子どもの参観日に行きました。子ども達が、将来自分のなりたい職業を発表していました。
けっこうおもしろいな~と思いました。
 私が子どもの頃なら、なかった職業がありましたよ。時代です。
ゲームクリエーター・・・。ゲームなんて私の時代はなかったですからね~。
初めてゲームが出てきたのは、高校生くらいだったような・・・テレビにつないで、二人でやるピンポンゲームを友達の家で見ました。画面は、黒白の地味~なもので、長方形のラケットで丸い玉を打つだけ。
それでも、おもしろいものが世の中にはあるんだな~と思いました。

そして、大学になったら、伝説のインベーダーゲームが出てきてましたけど、今考えると、それも、骨董品です。

 小学生のなりたい者は、スポーツ選手もちらほらいました。今は野球選手より、サッカー選手の方が多かったようです。これも時代ですね。
学校の先生、看護師さん、保育士さん、お医者さん・・・時代をこえて、定番のものもやっぱりありました。

みんな、なりたい、という希望だけで、どうどうと発表してくれます。ほんと小学生はかわいいな~。

これが、高校くらいになると、
「将来何になりたい?」
と聞いても、
「・・・・」
即、答えが返ってくることは少なく、自分の能力の現実と、社会の現実と、その他もろもろ、リアルなことがわかってくるだけに、すっとんきょうに、答えられなくなるようです。

 先日、西南中学校に、キャリア教育のお手伝いということで、学生さんに、
「歯科医」代表として、お話をしに行きました。色んな職業の方のお話を聞くイベントだそうで、私の他に、さまざまな職業の方が来られていました。
学生は、それぞれ、興味のある職業の大人の話を選んで聞きます。

 
先日見た、小学生の将来なりたいものに、医者はあったけど、歯科医はありませんでした。はたして、歯科医になりたい人なんているのかな~と、思いつつ、会場に行くと、よかった、ちゃんと人が集まってくれていました。 歯科医って、どんな仕事? どういう人は向いてるの? etc
まあ、考えつくだけ、お話してみましたが・・・
最後に、「質問がある人?」
と聞くと、かわいい女学生が手をあげてくれます。ほう?何かな?とかまえたら、

「あの、歯を白くする歯磨きって、ほんとに、白くなるんですか?」
と、言ったので、
そっちかい! と思わず笑っちゃいました。昔も今も、子ども達はほんとにかわいいです。思い描いた世界と、現実は、限りなくギャップの連続かもしれないけれど、今は、夢のある未来を、楽しく思い描いて過ごしてほしいです。
当の私は、過去に子どもだったことを、すっかり忘れてる、現実まみれの今日この頃です。

by urakawasika | 2016-03-10 20:15 | 社会

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