カテゴリ:この映画見てみて!( 4 )   

花子とアン と 聖書   

   NHK朝の連続ドラマの「花子とアン」をずっと見てました。
 このドラマは、あの有名な小説 「赤毛のアン」を初めて、日本語に訳して、日本の少女達に紹介して、ブームの火付け役になった、翻訳者 村岡花子の伝記的ドラマです。

 先月で終わってしまいましたが、毎日せっせと見ておりました。

 当時の文学少女がそうであったように、さち先生も、小中学校時代「赤毛のアン」にはまっておりました。もちろん、村岡花子訳で読みました。あの頃は、村岡花子さん以外が訳した赤毛のアンは、存在しなかったのではなかろうか・・と思うほど、アンといえば、村岡花子でした。

 今回のドラマを見て、村岡花子が、貧家の娘として生まれ、父親の、新しい感覚にしたがい、東京の女学校に、学費免除学生として入り、苦労して、赤毛のアンを訳すにいたった。ということを、初めて知りました。

 さち先生は、何しろ、中学の頃、
「親愛なるギルバート様」
という、ぶっとんでしまうような書き出しではじまる日記を、中学時代に、1年間くらい書いておりました。(汗)

ギルバートと言えば、アンの幼なじみで、後の旦那さんになる青年です。

 自分がアンになった気分で、そういうことをしていたなんて、私にも、かわいい、少女時代があったのですよね~。ははは・・・信じられんけど。
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 それはさておき、村岡花子の生涯をドラマで見ていて、とても感心したことがありました。

 それは、この村岡花子とモンゴメリーには大きな共通点があったということです。それは聖書です。

 花子の生涯に大きな影響を及ぼした父親は、実は、その頃まだ少なかったキリスト教の教えを信じていました。その頃、日本に来ていた、宣教師のもと、聖書にふれ、クリスチャンとなったようです。
 彼は、今までの日本の教育とは異なった、聖書の教えを信じ、人間にとって、男も女もない・・・女性だって、教育が必要だと思ったのかもしれません。それで、花子を苦労して東京の女学校にやったのかもしれません。

 貧家の父親というには、あまりにも、新しい感覚です。

 また、村岡花子自身も、その影響を多く受けているに違いないと思われます。劇中に出てくる、彼女の結婚式では、その当時であれば、きわめてレアな、牧師の前で行う、キリスト教式でした。後に、調べてみたら、村岡花子自身も、洗礼を受け、父親と同じクリスチャンとなっていたようです。

 実は、赤毛のアンの作者 モンゴメリーも、牧師婦人です。その影響は、赤毛のアンのいたるところに見られます。

 それが、アンの物語の縦糸となって、人の心に届きます。

 村岡花子訳の日本語のアンは、聖書を知るモンゴメリーと、日本ではまだまだレアな、クリスチャンの村岡花子の素晴らしい共同作業で、世に出されたと言ってもいいのではないでしょうか。

きっと、互いのベースに同じ聖書を理解するものということがあって、村岡花子訳のアンは、誰が訳するよりも、深く耕され、日本の少女達に届けられたのではないでしょうか。

聖書を愛読書とするさち先生は、そういう視点から「花子をアン」を楽しんで見させていただきました。また、時間があったら、村岡花子訳の「赤毛のアン」を何十年ぶりかに、読み返してみたいものです。


そういえば、今年のNHKは、日曜の大河ドラマも、クリスチャン大名の黑田官兵衛を描いた、「軍士官兵衛」だし、なんか、聖書づいてますね。聖書は、世界の永遠のベストセラー、読んでみるとおもしろいですよ。 

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by urakawasika | 2014-10-04 17:02 | この映画見てみて! | Comments(0)

「テンペスト」 と 「テルマエロマエ」   

最近テレビをぜんぜん見ていません。テレビづけになっている子どもたちを、テレビから救うため(?)、家で、テレビを極力つけないようにしています。というより、やっぱり、ゆっくりテレビジョンを楽しむ時間の余裕がないのが現状かな~・・・

 娘はドラマやアニメを見ているようです。テレビをつけていないからって、安心はできません。こっそり、家のパソコンのユーチューブには、ドラマやアニメが目白押しなんだそうです。テレビがなくても、DVDがレンタルできなくても、けっこう、ユーチューブで事足りるらしいですね。著作権問題が心配されますが・・・

 しかし、毎週木曜になると、テレビの前にすわりこむ娘につられて、思わず見てしまうドラマが出現しました。
NHKの「テンペスト」です。

 仲間由紀恵さんが、琉球王国の役人になって、波瀾万丈の生涯を送るストーリーです。幕末の時代、女性だてらに、琉球の役人になるため、清国のの宦官といつわり、孫寧温(そんねいおん)と名乗って、琉球王朝の重臣となります。時は、幕末、寧温は、失脚して、島流しにあいますが、そこで、また女性となり、王の側室となって、琉球に返り咲き、またまた、宦官として琉球を導いたり・・・なんだか、面白いのです。

 韓流ドラマは、その昔、冬のソナタにはまりそうになりましたが、5回くらいで挫折。後は決別。韓流ドラマにやられてるような日本のドラマだけど、なかなか面白い物があるじゃない・・・

 仲間由紀恵さんは、どう見ても宦官には見えない・・・普通ばれないなんてありえないよ~、と思うのですが、まあ、いいや、と、このドラマは許せてしまいます。

 先週は仕事で、ちょっと見損なってしまって、あ~、残念でした。

 娘と、久々に、意気投合してもりあがっていると、院長先生が、

「漫画だね。少女漫画・・・だいたい、・・・ありえないよ。あんまりありえなさすぎて、面白くない。 ・・・・」

 とぶつぶつぶつぶつ・・・。歴史大好きの院長先生には、やっぱり、テンペストは少女漫画の域なんでしょうかね。孫寧温を思い続ける、ハンサムな谷原章介扮する、薩摩の役人が出てきたり、まあ、考えてみれば、女性コミック的ですね。

 が、しかし、院長先生、最近できた映画館へ、娘と映画を見に行ったようです。
 「テルマエロマエ」

 阿部寛扮する古代ローマのお風呂職人が、日本の銭湯にタイムスリップして、日本の銭湯文化にびっくり仰天、ローマへ持って帰って、大当たりするというやっぱりこれも、かなり漫画チックです。ありえない!。でも、話を聞くだにおもしろかったです。ローマ人が、富士山が書いてある銭湯の真ん中に出てきたら、それだけでおもしろそうです。
 

 なんだか、テンペストを少女漫画、ありえない!と言っておきながら、テルマエロマエを絶賛している院長先生って、笑えました。
 娘は、両親それぞれを見方につけて、合法的に、自分の好きなものを見放題のようです。

 でも、話を聞くと、やっぱり、テルマエロマエ、さち先生も見たいな~。

しかし、日本のこういう映画って、暴力シーンもなく、おしつけがましいとこもなく、案外、ハリウッド映画より世界平和に貢献するかもしれませんね。

 テンペストとテルマエロマエ、機会があったら鑑賞くださいませ。


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by urakawasika | 2012-06-04 20:00 | この映画見てみて! | Comments(0)

ディズニーアニメ「カーズ」、”ルート66”の深いお話   

 c0219595_23391692.jpgうらかわ歯科の待合室で、男の子に人気のDVDは、ディズニーの「カーズ」。
 
 好きな車で、個人のキャラクターが計り知れるのが車なら、「カーズ」は、まさに車をずばり、擬人化したアニメだ。主人公”ライトニング=マックイーン”はタイトルを狙う真っ赤なスポーツカー。走りは最高だけど、なんたって鼻持ちならない、いやなヤツ。彼は、シカゴのレースを制して、次にカリフォルニアで行われる レースのために、一路シカゴからカリフォルニアに向かいます。ひょんなことから”Rout 66”沿いの、ラジエータースプリングスという町に足止めをくうはめになって、そこの仲間たちによって、”いいやつ”に変えられていく、という友情物語なのだ。

 実は、さち先生、このアニメを何の気なしに見ていたのだけど、その裏にある、アメリカ人なら常識の偉大な”Rout 66”のエピソードを知って、まったくこのアニメに対する認識が変わってしまった。
 あの、どでかいアメリカ大陸には、東海岸から西海岸までをつなぐ常識はずれの長い道がある。それがルート66と呼ばれる、ほかとはまったく意味合いの違う道路なのだ。

 全長3,755km、九州から北海道まで行ってもまだあまる、ロングロングロード!時のアイゼンハワー大統領が、第一次世界大戦の時、軍隊を西から東へ移動させるのに2ヶ月も要したことから、大陸横断道路の構想が浮上し、その結果できた道路なんだそうです。
 もちろん、その頃は、山も谷もこちらの都合で、がりがりと削り取ったり、埋め尽くしたりはできなかったので、けっこううねうねした道だったみたいです。
 ルート66は、アメリカのシンボルであり、また、多くの芸術や芸能の素材にもなって、アメリカの歴史とともに歩んできた”道”なのです。ジャズピアニストは”ルート66”という楽曲をつくり、小説家は、ひたすらルート66を西へ向かう物語を書き、映画では、沿線の町々を懐かしげにとりあげ、まあ、日本で言ったらなんだろ・・・かなり規模が小さすぎるけど、箱根街道、長崎街道、なんてくらいしか思いつかない。(比べるのははっきり言って無理です) 
 ま、とにかく、アメリカの母なる”道”なのです。

しかし、1950年代から、時代の流れは、この道の運命を終末へと向かわせました。もっと効率の良い、高速道路がそれに変わり、もはや、ルート66は歴史街道になってしまったのです。

 もう、今はたどることのできない道さえあり、カーズの中に出てくる”ラジエータースプリングス”も、ルート66とともに、幹線から置いてけぼりにされたさびれた町のひとつとして存在しているのです。

そういえば、ラジエータースプリングスの古老が、町の端を通り過ぎるハイウェイを横目に、華やかだった頃の昔話をするシーンがありました。この物語は、ルート66を知って見ると、まったく着眼点が変わってくるのです。

 ま、私は今頃こんなことを知ったわけだけど、ちょっとアメリカ通の人なら、常識のようで、幻のルート66をたどる旅、なんてサイトが色々ありました。「ルート66、700景」 ほう、私もいつか旅してみたくなっちゃいました。

 カーズを見ているぼうやが、ちょっと大きくなったら、うんちくを傾けてあげたらどうでしょう。

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by urakawasika | 2010-06-30 23:43 | この映画見てみて! | Comments(2)

映画 「日本の黒い夏」 松本サリン事件   

見たい映画リストはたまる一方! 「日本の黒い夏」 を見ました。やっと・・。これは、1994年におこった、松本サリン事件の冤罪(えんざい)にテーマを絞って、ドキュメントした作品です。(2001年封切)

 c0219595_23595728.jpg 松本サリン事件がもう16年前になるなんて信じられない!

 美しい長野県松本で、前代未聞の毒ガス事件がおこり、被害者のはずの”河野義行”(こうのよしゆき)さんが、犯人とされ、地下鉄サリンで無実が晴れるまで、無実の罪をきせらました。
 当時、サリンも冤罪も、ともに救いのない、悲惨な出来事であるにもかかわらず、映像を通して伝わってくる、河野さんの人柄だけが、唯一救いとして、その頃の私の心に残っていました。。

 一市民にすぎない男性のどこに、こんな力があるのだろう、と、私は衝撃を受けました。それで、ずっとこの映画見たかったのです。

 映画は、高校の放送部の二人が、松本サリン事件の、”河野さん冤罪事件”を検証するために、中井貴一演じる地方テレビ局のデスクを中心とした、当時のメンバーに取材する、という形で進められています。。

 映画は、語ります。”河野さんが犯人ありき”、で決着をいそぐ長野県警。他社との報道合戦にしのぎを削る新聞テレビ。そして、報道をうのみにする私たち。寺尾 聰が河野さん役です。いい感じ。

 地下鉄サリンがおこって、河野さんの無実が晴れることになるのですが、長野県警が河野さんに固執してなかったら、オウムの存在を、もっと早くクローズアップすることができて、地下鉄サリンは防げたかもしれません。
 
 当時、冤罪が晴れたとき、たまたま見ていたニュースステーションで、言葉を並べ立てて同情する、かの久米宏さん(世論を我が物顔に作っていた名キャスターさんです。知ってると思うけど。)と、たんたんと話す河野さんの、明らかな品格の違いを感じたものです。

  理不尽な大罪をきせられて、苦しみあげたはずなのに、河野さんのおだやかさは、救いのない松本サリン事件における、たった一つの光のように感じました。この映画も、そのことを描き出すことに成功しています。

  河野さんは、もう60歳を超えていらっしゃるでしょうか。残念なことに、2008年に、サリンで植物状態になられた最愛の奥様は亡くなってしまった、ということも、知りました。

 心に残る現代の日本人をあげるなら、私は河野さんも選ぶでしょう。
機会があったら 「日本の黒い夏」 どうぞ見てみてください。中井貴一もとっても素敵ですよ。

あんな事件が巻き起こされていながら、オウムがまだ存続しているというのは、なんとも複雑です。

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シルバークレイの贈り物、大切な人へのプレゼントブランチアンドリーフ
 


 

by urakawasika | 2010-04-25 00:06 | この映画見てみて! | Comments(5)