カテゴリ:この人語録( 5 )   

厳しくすると病気になっちゃうのよ   

 おしゃべりさち先生は、診療しながらよくしゃべります。
患者さんのAさんとお話しして、なるほど~って思ったことは、こうやってつい書き留めてしまいます。
 「仕事大変ですよね」
とさち先生。
 「はい。なかなか大変です。だから若い人が続かなくって・・・」
Aさんは、しっとりした美人の看護士さんです。
 「端で見るより、医療現場は大変だもんね~(ちょっとため息)」
と私。
 「若い人は、厳しくすると、すぐ病気になっちゃうの。だから、あんまり厳しくもできなくて。私たちの頃は、責任ある仕事だし、厳しくてあたりまえ、って感じがまだあったんですけどね」
 「ほう!」

厳しくすると、やめる・・・というのは、ちょい昔のことで、最近の定番は、厳しくすると病気になっちゃう、か~。
 さち先生、最近の世相を、ずばり切って見せられたようで、なんだか興奮してしまいました。
 厳しくするとやめる、ってのは、私の世代。今や、厳しくすると、心を病んじゃう。ごもっとも!
なんだか、言葉にして言われると、妙に納得してしまいました。
 今や、心療内科は大流行。

 NHK朝ドラの戦時中ドラマ、「おひさま」を見てると、過酷なんだよね。泣いてても始まらないような、すごい日本があって、アフガニスタンも、イランも、日本の昔とかわらないのよね。

 でも、めけずに必死に生きている日本人がいて、その方々のおかげで、平和をむさぼっている現代人。どうも、ひ弱になりきっているようです。

 でも、震災の中、めけずに、なんとかふんばっている日本人がいます。
 心を強く、体も強く。少々のストレスにめげない自分を作りましょう。
子供は、ストレスに適度にさらして、抵抗力をつけましょう。

 なんだか、感心した会話でございました。

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by urakawasika | 2011-07-02 01:04 | この人語録 | Comments(0)

クルム伊達 きつい練習も”楽しい”   

 伊達公子さん、クルム伊達さんというと、ご存じのように、40歳にして、世界ランキング50位以内に入り、シャラポアのような、若きスーパーテニスプレーヤーに勝ったりしてしまう、すごいアラフォーです。
 アラフォーも、ちと厳しい私からすると、いや、伊達さんまだまだ若い若い、と思いますが、ハードなテニスの世界では、40歳は相当なロートルのようです。

 彼女のインタビューに目が釘付けになってしまいました。
 彼女は、若い選手との体力の差を、あらゆる技術と経験と、精神的タフさで埋めているようです。これは、そうそう若い選手には一朝一夕にまねのできない技で、年齢が行った分手に入れてきた経験と、人生教訓なども加味されて、伊達さんが到達した境地であります。

 でもすごく、私が心に残ったことがありました。それは、年齢とともにしょわされる体の衰え、体力の限界、つまりハンディキャップを、あらゆるテクニックと、未知なる体の能力の開発によって、カバーし乗り越えていく、その新たなる開発と追求こそ楽しくてしかたがない。と彼女が言ったことです。

 そうかあ、楽しくて仕方がないんですか・・・

 過酷な練習さえ楽しい、といえる境地は、他の世界でも通じる大切な原則なのではないかと、感じました。

 受験生の娘の友達にも、めちゃくちゃ勉強する飛び抜けて優秀なお嬢さんがおりまして、私たち凡人から見れば、そんなにガリ勉して大丈夫?という感じですが、娘によると、Sちゃんは、勉強が楽しくてしかたがないそうです。

 ふ~ん。そうか、ま、学ぶ、と言うことは、楽しいことだと思います。確かに。

 でも、そういう普遍的な学びの楽しさを、あの受験のシーズンに獲得しているというのは、一種才能ではないかと思います。

 楽しい。これは、大変大きな要素です。

 歯科医になって20年以上たった私です。

 改めて考えてみると、やっぱり楽しいです。好きなパートと、あまり好きじゃないけど取り組まなければならないパートがあるのは事実ですが、メシを食うための仕事としてだけではなく、知らないことがまだまだ山ほどあって、まだ気づきの連続です。

 少しベテランになってますので、かなりの部分できるとか、知ってるとか、時々思いこんでしまうことがあります。そうすると、なぜかけっこう仕事がマンネリになります。しかし、それもつかの間、アンテナを張っていると、どんどん世の中も歯科界も、医学界も止まることなく進んでいます。学びのうずに飲み込まれ、また楽しくなります。しなくてはならない、と思ってがんばるだけではなく、楽しい。これが、進歩の原則なんでしょうね。
 衰える脳細胞のハンディをいかにしてのりこえるか、今日も伊達さんのように我が身を開発しながら、わくわく進んでいきたい、そう思いました。

 そう、楽しめる才能こそ、天才なのかもしれませんよ。


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by urakawasika | 2011-01-13 10:06 | この人語録 | Comments(6)

つじ先生   

ニュースで流れる、幼児虐待の悲劇は、身の毛のよだつ思いがします。

 幼児虐待と並びふえているのは、DV(ドメスティックバイオレンス) 。
 長い臨床経験の中で、さち先生も患者さんの身の上に、そういうつらい出来事がおきて、そばで見聞きすることがあります。
 
DV夫の多くは、実はかなり名の知れた会社の辣腕営業マンだったり、社会的地位の高い職業だったりすることもまれではなく、DV夫が一歩家庭から外に出ると、評判の良い人で通っていたりする例もあり、家族の苦痛は想像を絶します。
 時には歯を折って歯科医院を受診されることもあります。幼児であれば、あざなどはないものの、異常に口の中が汚く、多数の虫歯があり、親の育児放棄を疑うケースもあります。

 DVは立派な犯罪です。家庭内のもめごとではすまされません。ドクターだって、それに直面した責任があるというものなのです。それなりの対応が望まれます。被害者を救済するべく公的機関と連携するなどは、初歩です。

 さて、山口大学時代の先輩である、山口で開業されている”つじ歯科医院の辻先生”は、そんな患者さんとの出会いから、今では、DV被害者救済の活動を始められて、九州山口地区では、かなり強いネットワークと行使力をもった団体「山口女性サポートネットワーク」を率いるリーダー的存在です。

 なかなか、普通の医者はそこまで行かないものです。自分が立ち会ったケースに、人間的にかかわっていくことだけでも、かなり高いランクと言えるので、それが、社会活動まで発展するというのは、そう多くはないのです。

 活動が実を結ぶためには、個人だけで動いてもなかなかうまくいきません。地域をまきこみ、行政をまきこみ、権力を握った中枢に対して働きかけなくてはうまくいきません。そのためには、かたや、裏づけとなる論文を書き、あらゆる機会をとらえて発表したりすることも大事です。それから、あらゆるロビー活動、活動費集め・・・・

 辻先生は、かなりそれらを戦略的にやっていらっしゃっていますが、そのモチベーションの原点は、あるDV被害の女性患者さんだったというので、人はぜに金だけで動くものではないということがわかります。

 ある面、医療とは、とてもパーソナルなものだけど、つきつめていくと、社会を変えなくては、どうしようもない枠みたいなものにぶつかることもあります。医療と社会は切っても切り離せないところがあるというわけです。

 だから、一診療から発展していって、そういうライフワークをもっているというのは、とても素敵なことだと思えます。 人生年をとっても、仕事をやめても、きっとやるべき仕事がたくさんあるのだと思います。
あなたの身近に、あなたの助けを必要としている身内や他人がきっといるのだから。

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近くの花屋さんのバーゲンのお花がきれいでした。
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by urakawasika | 2010-07-25 13:22 | この人語録 | Comments(3)

年越し派遣村の湯浅誠さんの講演会に行きました!   

 昨年はリーマンショックからの流れで、さんざんな年でした。日本近代史上、第2の無血革命がおこって、民主党政権になったのも印象的でした。年末、鳩山さんが、「仕事も寝るところもない人は、どうぞ、ここを用意してます。」 といったのが、年越し派遣村。 湯浅さんは、ここの村長をしました。(記憶に残ってます?)
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 ホームレス支援を長年やってきた功績を買われて、内閣参与という役職についたのです。・・・

 さち先生は、彼の講演会に行ってきました。湯浅さん、学生さんみたいだけど、立派なアラフォー世代。Tシャツとジーンズといういでたちで、ひょうひょうと会場に現れました。
 
 日本は、2006年から歴史的な人口減少社会に突入しました。ワーキングプア、なんて言葉もこの頃からで、貧困なんて言葉は、当時、湯浅さんたち以外まだ使ってなくて、マスコミの目に留まりました。
 貧困と貧乏は違う。貧困イコール無縁(友達も家族もないって意味ですが)というのも驚き。
 日本が右肩上がりだった頃。日本は、国の下に大きな企業があって、その傘の下に小さな企業も、家族も守られていたけど、今は、その傘がすぼんでしまった。どんなに努力しても、その傘に入れない人がいる。

 たとえば、10人イチロウがいても、半分は、絶対にタイトルがとれない、みたいなものだとか。
 リーマンショックの時、外国ではたくさんのデモがおこったけど、日本はとっても静かで、代わりに、自殺者がどっと増えた。死んでいく人たちは、自分の努力不足をせめて、自殺するときにおよんでまでも、「ごめんね」、と遺書にしたためた。

 これは、どういうことでしょう。湯浅さんは言っていました。生活保護や、失業保険から、もれていく人がたくさんいる。日本の制度は、点が、ぽつんとばらばらに存在していて、点と点の間は闇になっていて、そこに落ちている人々のセイフティーネットがない。だから、その闇を照らすシステム作りに、内閣参与にもどりました。

 湯浅さんが、強調していたのは、貧困対策には、これさえやればと言うスーパープロジェクトはない。・・・こまごまとしたことを地道にやっていって、決め細やかな政策を積み重ねていくしかない。(残念ながら)

 さち先生は、湯浅さんの特集番組ですっかりファンになっていたものですから、公演のあとは、彼の本をもって、「サインくださ~い。」とちょっとした追っかけみたいでした。(待合室にその本おいときます)
「東大卒業して、もしかして、普通の就活とかやってないんですかあ?どうやって食べていらっしゃったんですか?ご両親ってそのときどんな感じだったんですかあ~?奥さんっていらっしゃるんですかあ?」
 うちのあんちゃん(いい子の安藤先生)が苦笑するような、ミーハーな質問をあびせて、湯浅さんに笑っていただきました。
食べれたか、って?なんでも、ホームレスの方といっしょに、ちょっとしたなんでも屋さんみたいなことをしてたとか。(企業家としても才がありそう)

 いわゆるエリートコースから離れて、就活しなかったとき、ご両親の周囲に、「まことちゃんの話はするな」と言う暗黙の了解が存在していたとか・・。内閣参与ですもの。今は違うでしょうけど。

 湯浅さんかなり頭いいです。活動家に共通するむんむんの熱気は感じず、それがまた、今風。

民主党政権は、最近旗色悪いですけど、こんな方を、登用するなんて、やっぱりすごいんじゃないかな。と思った私です。 会場の皆さん、湯浅さんのお話に感銘を受けて、ここににわかにミーハーな、「福岡湯浅さんを守る会」が発足しました。(写真、美女ばかりでしょう)
 やれやれ、湯浅さん、翌日の大阪講演は大丈夫だったかしら。

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by urakawasika | 2010-05-27 00:12 | この人語録 | Comments(8)

ワールドカップ,カズこの人   

c0219595_2162747.jpg 今日は、日本代表の23人が、岡田監督によって選ばれました。
 なーんて言うと、さち先生、サッカーファン?と思われそうですが、何をかくそう、わたくし、サッカーにかぎらず、スポーツ観戦オンチ。家族でテレビ観戦してる時などは、全くついていけないのであります。でも、そんな私ですが、あるテレビ番組で、カズこと三浦知良氏の話を聞き、ちょっとしたファンになってしまいました。

 カズは、同世代です。(ほんとかあ?)若い頃のカズのイメージといったら、ええかっこしいで、女優さんやらモデルさんやらと浮名をながしたりして、キザじゃ、という印象がありました。

 でも、カズは、番組で、「ワールドカップに出られなかったところから、サッカー人生が始まった。」、と言っていました。

あの、フランスでしたっけ、岡田さんが思いっきり、カズをメンバーからはずしました。私だって印象的に覚えています。フォワードが何で、フォーメーションが何かなんて、さっぱりわからない私ですけど、なんかこれではカズがあまりにかわいそうだと同情しました。

 だから、そこから、自分のサッカー人生が始まったというのには、衝撃を受けました。さらに、彼は、それまでのサッカー人生は余興だったように思うと、付け加えました。サッカーの神様が、どういう風にサッカーに取り組んでいけばいいか考える、大きな課題を自分に与えたのだと思って、サッカーと向き合っている、とも。

 つまりサッカーは目的ではなく、自分の人生の旅の手段である、そういうことなのでしょうか。手段であるから、過去の名声も、まわりの雑音もまるで気にならないというのでしょうか。

 やられたー・・と思いました。人は一度名声や地位を手に入れると、なかなかそれを捨てきれないものです。その立ち位置からしか物を見れなくなってしまいます。
 だから、自分がその位置から転落しようものなら、すべてを失った不幸のどん底にいる気分になってしまうものです。

 でも、そういう相対値ではなく、絶対値で、自分の人生を見つめて、サッカーは人生に取り組むためのひとつの課題と言い切る。なんだか僧侶みたいです。今でも、華々しい舞台とは言えないポジションで、ずっと努力を続けています。

 でも、すぐにそういう境地にいたったのではなく、日本代表からもれたあと、クロアチアに移籍して出合った、一人の年配の選手がきっかけになっている、と言っていました。
 その選手は、チームの誰よりもサッカーと必死で向き合い、多くの練習をこなしながら、オフになると、誰より人生を楽しんでいた。それは大人の余裕というものだった・・・と

 今日もし、今いるチームに戦力外通達を出されたら?カズは答えました。自分を必要とするチームをさがしたい。自分が続けられる限りサッカーをやりたい。それが、名もなきチームであろうと。
 うーん。なかなか言えることではありませんよね。

 ちょっと不器用なくらい一直線でもあります。すごい!不必要なものをすっぱり捨てきれた人のすがすがしさというか・・・学びたいなあと思いました。

でもね。いつも伝えられる、りさこ婦人との不仲説とか、女性スキャンダルとか・・・どうも結びつかないのもまた、この人の不思議でもあります。・・まあ、クロアチア選手の言う、人生を楽しんでいる、ってことのカズ式なのかもね?。これからも、カズからは目が離せません。

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シルバークレイの贈り物、大切な人へのプレゼントブランチアンドリーフ
 
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by urakawasika | 2010-05-11 02:13 | この人語録 | Comments(4)