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「三流になった日本の医療」 当直明け日勤、これ常識!   

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また先日も、患者さんたらいまわしニュースが流れました。私は、は~とため息。キャスターは、一刀両断に、病院を非難。でも、悪いのは本当に病院なの?
 昔、さち先生は、山口大学の口腔外科に勤めていたので、内情がよくわかります。20年近く前の状況もひどかったけど、さらに、最近はひどくなったようです。


 現場の医者は、病棟の患者さんを担当していると、盆も正月もありません。夜遅くまでステーションにつめていて、やっと終わったかな、と思う頃に、緊急患者さんが運ばれてきて、当直医のお手伝い。そのまま当直状態に入ることもしばしば。家で寝ている新米ドクターをたたき起こすこともあります。
 労働基準法というのは、医者は除外と書いてあるようです。(はは・・)
 でも、あの頃私の月給は15万円でした。もちろん、ボーナスも退職金もありません。
 助手クラスの先生でも、口腔外科はせいぜい、年収600万前後くらいじゃないかったかな~。

 私が安月給で、休む暇なく働いても、山口大学病院は儲かっていたかというと、答えはノー!毎年1億円の赤字を出して、節約節約です。
なぜか?なぜか???一番の根源は、そう、治療費の価格が考えられないほど安いのです。

 盲腸で入院 2泊3日の場合
サンフランシスコ 2,199,000円 ニューヨーク 1.900.000円
ロンドン       1.330.000円        日本    300.000円
バンコク         352,000円
 物価の安いバンコクより安いとは・・まあ、これでもまだましなほうです。歯科の技術料などは、手作業、高コスト。でも、30分500円とかざらです。ただという作業もありますよ。(泣!)アメリカの20分の一より安かったりするし、歯科女医の時給も中州(博多のネオン街ですが)の姉さんとどっこいかな~・・・(失礼)
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 内館牧子さんのドラマで、女医さんが登場して、「昨日当直だったから、今日は非番なの~」
というのがあって、「ありえな~~~い!」とのけぞりました。
 とにかく、現場はぎりぎりです。マスコミが伝えないので、一般の人は知るわけがありません。それでいて、患者さんの医療に対する要求は、右肩上がり。私も人のことは言えません。
さて、ここで、出ましたよ。良書が!「三流になった日本の医療」若倉雅登 PHP
 若倉先生は、眼科医ですが、よくぞ書いてくれた、という本を出しました。(盲腸の比較も実はここからのぱくりです)
もうかなり、崩壊状態ですが、完全に崩壊する前に、なんとかしたほうがいいと思うのです・・だって、これは、病気になったら、明日はわが身にふりかかる危機なんですもの。本当のことを知ったら、もう、ガリ勉して、医者になる人減ると思いますよ~。やってられ~ん、とか言って。

「三流になった日本の医療」若倉雅登 PHP
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by urakawasika | 2010-01-29 00:12 | 医療人ねた | Comments(2)

北海道の寒冷地バディー(冬季うつ病にはご用心)   

 寒いですね~、と患者さんのMさんに話しかけたさち先生は、かなりの寒がり。ヒートテックに高い興味をしめしながらも、デフレの先導者、ユニクロはいかんとか言って、のろのろしているうちに、売切れてしまい、普通のばばシャツで凍えております。
 Mさんいわく、「ちっとも寒くないですよ。家でも暖房なんかあまりつけませんよ。」 失礼ながら、私よりかなり年上のご婦人であるMさん。なんと頑強なのでしょう。へ~、と驚いていると「あたし、北海道出身なんです」
なるほどお。北海道で発育期をむかえると、体が寒冷地仕様になるわけか~。「10度を切ってもちっとも寒く感じませんよ。九州の人は寒い寒い言いますけどね」 うわ~、10度以下、0度に近づくなんて、私なんか、”八甲田山死の行軍”みたいな気持ちになっちゃう。 
 10度以下が続くと、たぶんあたしは、プチ冬季うつ病になって、どんより、げっそりなって、目もうつろ、朝布団から出るのが、その日の最大のビッグイベントになってしまいます。診療室にたどりついても、すみの部屋で、熱いげんまい茶をすすりながら、コモドオオトカゲみたいに、体が温まるのを待って、どろ~んと、その日の診療室デビューになります。
 あたしも、小さい頃、北海道で育ちたかったな~。九州ではほとんど負け知らず。冬でも着込んで、墓標(ぼひょう)のようになることもなく、おしゃれを楽しんだり余裕かまして・・・。
 Mさんの頭の後ろで、私の心は、遠く北海道に飛び、(あくまでも春秋限定北海道)パッチワークのようなラベンダー畑や、釧路湿原の霧の中に蛇行する水流のダイナミックな景色にうっとり!・・・・。
 でもね~。やっぱり北海道といえば、六花亭のマルセイバターサンドだな!   ということで無事しめくくりました。
 はいはい。お口を開けてください。
でも、最後にMさんの弱点をつかんでしまいました。夏は、たおれそうになるくらい苦手なんだそうです。
 うらやましいバディーも冬季限定のご様子のようです。
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by urakawasika | 2010-01-27 01:10 | Comments(2)

受験のシーズンです! ☆ 珍問題  ☆   

 受験のシーズンです。うらかわ歯科は、西南大、西南小中高、それから修猷館高校と、優秀な学校に取り囲まれています。早朝からすごい人出・・・と思ったら、入試のゴングが鳴っていました。
 私が最後に受験生だった頃、いつだったっけ・・・センター試験がまだ共通一次と呼ばれた時代です。
 
 ま、それはいいとして、歯科医師国家試験を含めて、たいがいの数、試験を受けて来ましたが、意外と、どんな問題を解いたか、印象にのこってません。不覚にも・・ でも、たった一つだけ、完璧に覚えている問題というのがありますよ。

 それは、中学時代に出された美術の問題です。たぶん美術の試験だから、ルネッサンスとか印象派とかそういうのを扱っていたのでしょうか。今となってはさっぱり思い出せません。しかし、闇の中にくっきり浮かび上がる明星のように、その問題は、私の記憶の混沌のなかに輝いています。他の先生方とははっきりと一線を隔していた、芸術家風の美術のA先生が出した問題です。

 問い 「美術の教科書の7ページの左下に載っている絵画は誰のなんという作品でしょうか?」

?!さすがにまだまだお子ちゃまだった私だって、ちょっと度肝を抜かれました。7ページって言われたってあなた・・・・。絵を見せてこれは誰のなんて言う作品?  と聞かれるのなら、いざ知らず・・・”7ページ” はないでしょう。
 しばらくして、答案が返ってきてまたびっくり。その欄は丸!えーーー! 私は適当に「モネの睡蓮」と書いたのでした。(たぶんひらがなで) あわてて教科書を開いたら、まぎれもなく、7ページはモネの睡蓮。あの水面に蓮のモネの代表作です。
 あんまり荒唐無稽なので、試験のあとに確かめる気力さえなかったのです。
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 問題も問題だけど、当たるあたしもあたしです・・・・なんと言っていいのやら・・・

 あの問題はどういうつもりで出されたんだろう?先生の怠慢なのか、それとも、美術の教科書をページ数すら覚えるほどに、日々眺めろ、という教訓だったのか。未だに深い謎です。

 かのA先生は、風のうわさに退職されて、故郷の町で絵画教室をされていらっしゃると聞きました。いつかたずねて行って、是非聞いてみたいと思いながら、まだ果たせずにいます。
珍問題、でも、あたしの心に一生焼きついた、すごい問題です。「芸術とは爆発だ! 岡本太郎」わかる気がします。
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by urakawasika | 2010-01-24 00:43 | 受験ネタ | Comments(0)

小林繁さんの死  ~二つのショック!~   

 小林繁さんが帰らぬ人となった、というニュースは私たち以上の世代ではちょっとしたショックです。
 昼休み、前置きなしで、”空白の一日”、”江川と小林の交換トレード” とつかんでみたものの、「はあ、知らないか~。」うちの若手ドクターの長嶋先生も、安藤先生も、???・・・でした。やれやれ。

 若い方のために、簡単に(本当に簡単に)書き連ねておくと、これは、あのよくテレビにお出になられている、もと巨人の江川卓さんが、ドラフトにかかる若かりし日におこったスキャンダルでした。(1978年 私がまだ中学か高校くらいの時です)、何が何でも、巨人に入りたかった江川は、ドラフトという正式な手段を使わず、ちょっとした野球協定の抜け穴を使って、巨人と入団契約して、大バッシングを受けたのです。それでしかたなく巨人は、江川を正式ルールで一度阪神に入団させ、目にも留まらない速わざで、自チームのスター投手小林繁と交換トレードという形をとって、最終的に巨人に入団させました。(違います?)
 ま、つまり、江川が巨人に入りたい入りたいとゴネたので、小林を人身御供(ひとみごくう)にして無理やり入れちゃった、という事件です。(すいません,かなりバイアスかかってます?)「空白の一日」とは、野球協定の文面に存在していた、抜け穴のような規定の外れる一日をさしました。

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 往年の小林選手は、マスクもナイーブでけっこう美形。何も文句も言わず、阪神が望んでくれるのなら行きましょう、と確か潔く阪神にうつられたと思います。その後ろ姿がなんともいえず切なく美しかったのを、思春期の私は覚えています。(男は背中だよね~、とその頃の私が言ったかどうかは覚えてませんが)

 江川選手は、ゴネることを「エガワル」とか、「江川のゴネ得」、とかしばらく言われながらも、けっこうふてぶてしく結果を残し、あっさりミスタージャイアンツとして君臨し、引退後も、タレント活動華々しく、やれやれ、こういう人が世間では、上に上っていくんだな~・・・と社会を知りかけた私に社会の縮図をみせていただいた心地がしました。

 その反対に、小林繁は、語らぬ男を貫き通し、江川と対戦するとやけに強いイメージだけが、どことなく男らしくもあり、痛々しくもあり・・・・もちろん、引退後も、こうやって訃報をテレビで目にすると、その姿が江川ほどに露出してなかった証拠に、いきなりふけちゃったように感じられます。彼らしく一本気な地道な活動をされておられたようです。

 あの頃、私の母は、きわめて判官びいき。「こういう男が一番スカン!」と江川のことをののしっておりました。そうでしょう。そうでしょう。うちの父はあまり出世とは縁がなかったですから・・・
 私は娘心に、そうさな~。結婚相手に選ぶんなら、やっぱ小林だよね~、と思ったりしました。きっと江川の方が出世するんだろうけど、どうしても、こういう小林みたいな人を選んで、ささえてあげたい!とか思うんだろうな~。とか、ませたことを考えていました。(ま、現実の夫選びもしかりでございましたね。)

 そして、社会に出るとやっぱり、出世をしていく人は、江川タイプで、抜け目なく目的には多少の手段も選ばず、饒舌に理屈もこねられる人であることも学びました。小林はきっと資産も江川ほどに築いてないだろうし、テレビの露出も、江川よりずっと少ないでしょう。でもこういう人は、豊かな人生を送っていくにちがいない、と多くの人は思いたいのです。そして、長生きをして、人間の人生とはこういうのが味があるんだよな~、と結びたいのです。
 それなのに、平均寿命より格段に短い人生を終える、というのは、心の中で解せない!ときっと多くの人が思っているのでしょう。それが、私の「ショック」という衝撃にも結びつくのだと思います。

 彼が早死にしたのと、若いドクターが「エガワル」も、「空白の一日」もぜ~んぜ~ん知らなかったのと、二つのショックにさいなまれている幸先生でございました。

番外記 :  でも今頃になると、ミシシッピアカミミガメみたいな、たくましい外来種みたいで、江川は江川で、すごいんじゃないかな~、と思えます。鈍感力が必要な日本の今には、けっこう必要とされるタイプかもしれません。今あの事件がおこったら、また評価が違うのかも・・・という気もしているから不思議です。これもまた、年の功かもしれません。

小林繁の写真
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by urakawasika | 2010-01-21 00:30 | 社会 | Comments(0)

年をとるってこういうことなのかあ!老化   

 娘が、めずらしく勉強しています。覗けば、日本の県の場所と県庁所在地ってやつを覚えておりました。
「お母さん言うてみ!」と挑戦してきたので、とりあえず、「沖縄は那覇やろ」と下から言ってやりました。しかし、島根は、え~っと・・・てな具合です。しかも、神奈川と埼玉と東京の位置関係が思いっきり間違っています。栃木、宮城、岩手、あてっこクイズはみごとにはずれ!やれやれ、昔からいつも間違うけど、まだ覚えてないんだな~、としみじみ情けなくなりました。

 c0219595_1504621.jpgでも、これは今に始まったことではなくて、過去に何度も間違っては確認したことでした。特に、埼玉、神奈川なんていうのは、うらかわ歯科にとって、患者さんの定番の転勤先です。時々、そうそうここここ、なんて具合に確認したことが幾度もあります。
 それなのに、あ~それなのに。やっぱり定着せず、今回も撃沈です。
 どうも、思うに、年をとってしまうと、昔間違って覚えたことや、思い込んだこと、というのが、パソコンで言う上書き作業が、がかなり難しくなるみたいですね。新しいことを、まっさらな脳に書き込むことも確かに難しいのですが、書き換え作業となると、べったりこびりついた鍋のコゲみたいに、古い知識が邪魔して、想像を絶する難易度になるようです。
 脳科学的に言えば、どうなるか、茂木健一さんにお聞きしたいくらい、どうなってんの?
 そういえば、私の夢に出てくる実家の風景は、実家を離れる前の古い立てかえ前のぼろ屋ばかりだし、ついでに言えば、診療の夢も、なぜか、20代の修行時代のものばかり。どうも、最近の新しい情報は、焼き直し不能のCDみたいに書き込み不可能のようにさえ思います。
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 なんてことを、同級生に話していると、大手保険会社に勤めている同級生も、語気を荒げて訴えます。
「保険会社に勤めて20年以上になると、ひとつの条項が過去に十数回変わっているのもある訳よね。そうすると、もう新しいのが何なのかさっぱり覚えられない。新人の子は、何せそれが始めてで、すぐに覚えちゃって、そんなこと知らないのですか?って顔をする。あたしにしてみりゃ、過去色々とすごい変遷をとげて、こうなっとるんじゃ!、その歴史を知っているものは、そう簡単にぬりかえられんのじゃ!と言いたい訳だけど、彼らにしてみりゃ、ベテランのくせにこんなことも覚えてないの、となるわけよ!」
なるほど。私だって、そういうのはかなり思い当たります。

年をとった人ががんこになる、って良く言われますが、それは、単純に、経験が彼らに信念を確立し、自分の意見をしっかり持つからだ。と漠然と思っていましたが、そういう立派なものではなくて、(それもあるでしょうけど) 単に、脳が新しい上書きを受け付けない、ということかもしれない、とわかりました。
 きっとそれがかなりの部分占めているのではないかと思います。自分が50へと向かっていくようになり、自分の体をもってして、良く納得ができました。性格ががんこになる、イコール、脳が単純に、新しい上書きをよせつけない、ということなのです。単純に老化の一つと言う訳です。難儀なことに・・・。

 せめて、神奈川と埼玉、栃木と宮城、岩手・・・ふん覚えてやろうじゃん!

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by urakawasika | 2010-01-18 01:37 | Comments(0)

日本航空問題と医療崩壊   

 すっかりお正月気分もぬけて、いつもの調子になってきました。うらかわ歯科医院に来院される皆さんもなんだかそんな模様。
 ここんとこ日航の株が激安になって、あこがれの飛行機会社も哀れな様子になっています。キャビンアテンダーは、昔はスチュワーデスさんと言って女性の憧れの職業だったのに、なんだか3Kの様子さえかもし出し、ほんと世の中どうなっちゃったのでしょう。
 とはいえ、テレビで電車と飛行機の舞台裏を見せるかっこいい番組があってましたが皆さん見ましたか?(東京メトロ・山手線・羽田空港・成田空港意外と知らないコト50)(テレ朝)たまには民放もまともなのやるんですね~(失礼)

 そこには、飛行機が安全に走行するための知られざる英知がまるでモスクのモザイク画のようにぎっしりちりばめられていました。 へ~、すご~い!テレビの前で家族の叫び声が上がります。一機フライトする裏には、すさまじい設備、ものすごい人の手間、過去からつみあげられてきた英知と技術が存在していました。もちろん電車も同じことです。
 考えてみれば、過去に惨事がなかったわけではありませんが、全体として見れば、奇跡のような少なさではないでしょうか。安全に走行するのは当たり前と誰もが思っています。でも、それは、ほとんど奇跡のようなことかもしれませんよ。その設備を、電車なら、ちょっと近くまでなら、数百円で利用できるし、高い飛行機でも格安チケットだと、へえ、と思うような金額で使えます。
 当たり前と思っている安全の、その後ろにある、すさまじいインフラや人の労力を改めて紹介されると、すごいコストなんだな~、とびっくりします。
 ということは、ここんとこいきつくとこまで行った感のある価格競争が加熱すれば、この仕組みはどうなるのだろう。大丈夫ではなくなるのではないか、と心配になりました。すごい責任を負ったスタッフだって、限界に達するだろうな~、とぼんやりと考えました。
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 すばらしい現場の英知を見ながら、私がどうしてそんな風に思うかというと、まさに医療現場がそのものだからなのです。たとえば、アメリカでは、十数万円かかる治療が、日本では5000円、(3割負担だから患者さんは1500円)。先進国では4人でやっていることが日本では0.5人、みたいなことが、もう慢性的にこの国では続いているからです。一つ一つの技術を見ると、すごいな~、名人芸!みたいな世界ですけど、保険診療は、いきつくところまでいった価格の切り詰めの中で繰り広げられる世界なのです。今医療人たちは悲鳴をあげています。(マスコミはなぜか、現場の真実を伝えてくれませんが)
 アメリカの医療制度は、金の切れ目が命の切れ目みたいな制度で、多くの問題をかかえています。アメリカの一般庶民からすると、日本は保険証一枚で誰でもが病院にかかれる夢のような国だと思います。ある記事によると、日本の医療制度を視察に来たアメリカ人が、この制度はアメリカには無理だ、と言ったそうです。この制度は、医療人の忍耐によって成立している、と。アメリカにはなじまない、と。

 でも、それすらも、限界、ということになれば、この国はどんな方向に行ってしまうのでしょうか。
医療に限らず、色んなところで、制度の崩壊が始まっているのではないでしょうか。
 いつも通る国道の沿線は、堅実と思われていた老舗のお店が、どんどんネットカフェやアダルト系の何を売っているのかもさだかでないような怪しげな店に置き換わっています。
 いろいろなところで、何やらとんでもないことが起こっている気配がたちこめています。

 安くて当たり前、何でも底値で・・・・なんて言っているうちに、もうとりかえしのつかない世界へ突入することがないように祈るばかりです。技術というものは、一朝一夕につみあげられるものではないし、一度伝承が切れれば、その技術そのものが消滅してしまいます。江戸の昔から職人は貧乏が当たり前のお国柄。手先の職人の一人として、憂いひとしおです。

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by urakawasika | 2010-01-10 00:27 | Comments(0)

紅白と龍馬とテレビのお正月。2010年年賀   

 新年おめでとうございます。とうとう2010年を迎えました。ミレニアム・・・2000年問題・・・なんてついこの間騒いだようでしたが、そこから10年歩んできたんですね・・・
 お正月休みは実家に両親の顔を見に帰ったくらいで、あとは、普段はめったに見ないテレビをこたつに入って観賞しておりました。年末の紅白歌合戦も、めずらしく最初から全部見てしまいました。
 

前半は、まったく知らない歌手と歌ばかり・・・チャンネル変えようかな~、と思っているううちに、やがて顔なじみが出てきて、イギリスに彗星のように現れたおばさん歌手、スーザンボイルの歌に聞き入って、(下参照)、矢沢永吉の、「時間よ止まれ」がここで聞けるとは思っていなかったので、ちょっとうれしくなって・・・・。結局最後まで見てしまいました。
 何しろ、私の大学時代は矢沢とともにありましたので、すっかり丸くなって、紅白なんかに出ちゃったりする永ちゃんを見て、月日の過ぎたるを感じておりました。




 それからNHKは、龍馬一色でしたので、毎日龍馬役の福山雅治を見ておりました。
 そして、なんとなく、世の女性が彼のとりこになる理由がよくわかってきました。私のつたない表現力では上手に言い表せませんが、彼は、甘くせつないマスクをしていて、中身は男っぽくやんちゃ。そして守ってあげたくなる弱さ、ナイーブさもあって、全体からは適度なフェロモンが匂いたっている・・・出会った女たちは、「あたしがささえてあげなくちゃ」、という錯覚に陥ってしまう。こんなところかな~。 
 こういう人はやはり、芸能人になるべくしてなったというか、飛びぬけたタレント性を持った人なのでしょうね。まだ地元でくすぶっていた頃からきわだって人の心を虜にしていたそうですから、生まれもって星をつかんで生まれてきた龍馬役としては、重なるところがあるのかもしれませんね。
 そうファンというわけでもなかった私でも、福山雅治を見ているのは心地良いのですから、今年の大河ドラマは、龍馬と福山で、視聴率は安泰なんでしょうね~。以前、福山雅治を、「キザじゃ!」と言ってののしっていた院長まで、テレビの前で文句一つ言わず凝視していましたからね。



 昨年は、あの司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」も映像化されたり、今時代は、あの明治開国の教訓を必要としているのでしょうか。 
 明治維新はのあの時代、人口3000万人のうちの3000人が成し遂げた奇跡、なんていう人もいます。(戦争に借り出された一般民衆まで入れたらもう少し多くなるのではと私は思いますが、ブレインたちに限定すればそれくらいの数になるのかもしれません。)彼らが、なんとか奇跡のような選択を重ねて、日本は他のアジアの国のように、欧米の植民地にもならず、今の形があるのだと言われています。捨石になった人々がいて、多くの国民が救われたのです。
 だとしたら、やはり、自分のためだけに、エゴイスティックに生きて行くことは、最終的には、自分をも滅ぼすことにつながるかもしれません。現代は個の権利がことさら声高に叫ばれる時代です。自分が自分のためだけに生きて何が悪いの?と聞かれて、きちんと反論できる人はあまりいないかもしれません。
 でも、歴史は唯一のゆるぎない教師です。そのつけをやがて払う時が来るのかもしれません。でもどんな時代になっても、3000万の中に、3000人の志をもった人がいればなんとかなるというのは、希望があります。年頭に、自分はたとえ3000人になれなくても、3000人を応援するものくらいにはなりたいものだ・・・・
 とチャンネルを変えた先の政治番組を見ながら思うさち先生でした。
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★スーザンボイル★
 昨年春に、それまで、イギリスで普通の市政の人だったこの方が、いきなりオーディションで優勝。時の人になりました。それまでは、地元の教会などで奉仕として歌っていらしたそうですが。(テレビをあんまり見てない私は、最近知りました。)華美にメイクし、ビジュアルを意識しすぎて、けばけばしい芸能人に食傷ぎみだった私は、この方の登場が本当にすがすがしく感じました。
 40過ぎたら、自分の顔で勝負したいよね~、と思う幸先生でした。

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by urakawasika | 2010-01-04 00:30 | Comments(0)