長年、私の体で、弱い場所というのがあって、ここにけっこう悩まされてきました。
物心ついたときから、長距離を歩いたり、走ったりすると、すぐに、足の裏から、足首、ふくらはぎ、と言うあたりがしびれてきて、最後には、地面に足をつくのが苦痛になってくるのです。
そうなると、足首を回したり、休んだりしてなんとか復活させ、なんとか目的地に着く、という感じになります。
高校生の時に、30キロハイクというのがあったのですが、私はほんとに死にそうで、途中で、バスに乗りたい衝動にかられました。学校にたどりついた時には、足の感覚がマヒし、痛いを通り越して、無感覚状態。二度とやりたくない、と思ったものです。
そういう記憶が積み重なると、自分は根性がない、という、自己肯定感の低下を引き起こします。今考えれば、この問題がなかったら、私の青春時代も、もっと自信を持てたのかな、と思わされます。歩くなんて、基本的なことがとても苦手なんて、自分としては、情けなかったですからね~・・・
歩く走るの運動の基礎もできない自分は、運動はだめ。と思い込んで過ごした人生でした。。
今でも、足のしびれがおこるのは相変わらずです。
過去、いろんなところで出会ってきた、整体の先生だとか、整形外科医だとか、専門家と思しき人に、その症状について相談することがありましたが、原因はわかりませんでした。そもそも、筋力が弱い、と決め込んでいたので、相手に別の答えを期待したわけでもないのですが・・・・、
ところが、50を過ぎて、ある治療師の先生に出会って、信じられないことがおこりました。
「あなたは、神経が足の裏に、ちょっと飛び出しているみたいだね。足が薄いのもあって、本来、筋肉でおおわれていないといけない神経が、少し、外側に出てきている。
だから、少し歩いて圧迫すると、足がしびれて痛くなるんですよ。」
彼は、触っただけで、私の症状を言い当てたのです。
それを聞いて、私はすとんと府に落ちました。すべてはそれで納得がいくのです。痛みは、神経症状と言われたら、納得。筋肉痛とかそういうものではなく、痛みしびれ・・・・まさにそれです。
私は、痛みを我慢して、筋肉を鍛えようと、必死で歩いたりしていたのですからちょっと恐ろしい。第一そんなことをしても、全く変わらなかったのも納得がいきます。
それからというもの、足の裏に圧がかからない方法で、足を鍛えたり、靴を調節したり、原因がわかったら、なんて、すっきりするものでしょう。
残念ながら、簡単な方法で治せるものでもなさそうなので、うまく付き合うしかなさそうですが・・・。
でも、これ、整形外科でもわからなかったわけですから、現代医学って、治せるものは、せいぜい病気や異常の何割かが精いっぱいなんだろうな、と思います。
よくある代表的な疾患で、よくあるパターンにはまれば、治していただきやすいけれど、私の例のように、そうそう誰にでもあるわけではない症状や、体の特性みたいなのになると、どのお医者さんを訪ね歩いてもわからない、ということもありうると思います。
でも、原因がわかる、ってことは、精神的にもありがたいです。まずはそこからですから。
西洋医学はぜんぜん100%ではありません。たくさんの広がりを持って学べば、どこでどんな知識が患者さんの役にたつかもしれません。
私自身も、限りなく、アンテナを張ってくれる医者に掛かりたいな~と思います。
だから、自分もそうありたいな、と思います。
まあ、私の場合、広げすぎて、スタッフがついてこれない場合もあるのが玉にきず。
でも、時々、私の広げた知識が、患者さんに役立つ時もあります。そんなときは、とてもうれしい。歯科のことだけ学んでも、良い医者になれるわけじゃない。深く、も大切ですが、幅広く・・・が大事だと思っている私です(笑)
えらい先生が、コロナの話しかしない。社会がどうなっているのか、無頓着。これも、狭いところで満足しているからじゃないかな・・・と思うのですよね~
オミクロン・・・え?尾身会長?いやいやいや。そんなわけないね・・・(笑)