あの”帰ってきた酔っ払い” 北山修さんの九大でのコンサート。   

5月の連休も終わりました。私は何をしていたかって・・・実家に帰ったのと、散歩したのと、BSを見てたのと、まあそんな感じでした。でも、最近のBSはほんと、他のことができなくなっちゃいますね。

 北山修(きたやまおさむ)さんの、退官記念さよならコンサートがあっておりました。北山さんというと、「帰ってきた酔っ払い」で一世を風靡した、ザ・クルセーダーズの名作詞家であります。「俺は死んじまっただ~」って、あれ。

 なんで、退官記念コンサート、しかも、九州大学の百年講堂で、かというと、彼は、クルセーダーズ解散ののち、表舞台から引っ込んで、精神科医をしていらっしゃたのです。90年代からは、なんと、九州大学で、臨床と研究に携わっておられたのです。実は、私も3月にあったこのコンサートの収録を見て初めて知って、驚き!

 北山修さんといえば、本屋さんで名前を見かけることもあるし、何しろ、「戦争を知らない子供たち」 とか、「このすばらしい愛をもう一度」 とか、・・・あげればきりがないほど、親しまれている有名な曲の作詞家です。でもまさかまさか、ご同業者で、こんなに近くにおいでになったとは、ただただ驚ろくばかりなり。

 コンサートは、アルフィーの阪崎さんが、北山ナンバーを歌うという贅沢なもの。おまけに、南こうせつさんまで特別出演。どんなに外が天気がよくてお出かけ日和だといっても、居間を離れるわけにはいきません。

 北山さんの作品はさち先生の昭和歌謡”すきやき”殿堂入りを果たしているものも当然あって、もちろんそれも歌っていただきました。”すきやき”殿堂入りとは・・・私が勝手に選定した昭和の名曲です。かの「 上を向いて歩こう 」のように、(海外ではこれは、すきやきと呼ばれて愛されています)作詞、作曲、歌手、すべてが最高のものでなくてはなりません。世界的名曲

北山作品では、殿堂入りはこれ、堺正章さんの「 さらば恋人 」 です。
堺さんことマチャアキは、とにかく、歌がうまくて、おまけに、元祖バラエティー。

マチャアキが歌った、さらば恋人の印象的な北山フレーズは、
「 悪いのは僕の方さ、君じゃない 」
幼い心に、男の人って、悪いのは僕、といいながら、言うだけで反省しないんだ・・・とおぼろげながら人生の学びのスタートを切ったように思います。

 それから、思春期になり、チューリップの財津さんが
「わがままは男の罪、それを許さないのが女の罪」 と熱唱し(虹とスニーカーの頃)、

それを受けるように、松山千春さんが
「男はいつも待たせるだけで、女はいつも待ってるだけ」と歌いました。

考えてみれば、北山先生は、さすが、精神科医、幼い娘に、男性と女性のなんたるかを教えてくれたはじめの人だったみたいです。

感無量に番組を終えたところで、娘が、「南こうせつ」って誰? と言ったので、私は、盛り上がっていたのに、がくっときてしまいました。

堺正章の若い声のすごいこと・・・


さっそく、BSの放映がアップされてました。北山先生歌ってます。ちょっと長いけど。

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# by urakawasika | 2010-05-06 01:51 | さち先生おすすめナンバー

クリントイーストウッドのキャッチコピー   

 わたくし、キャッチコピーというのが結構気にかかります。コマーシャルのそれだったり、ほとんど格言とも言っていいような、小説の帯だったり、すごい!と感動するキャッチに出会うと、結構一日中うれしくなるのであります。
 昨日も見つけてしまいました。

「リバウンドしないお片づけ」

片付けしても、またすぐぐちゃぐちゃ・・・というずぼらな私は、目が釘付けになりました。お片づけをリバウンドと表現しますか!やるなあ・・

でも、かなり衝撃をくらったのが、これ。ちょっと前になりますが、「グラントリノ」 というクリントイーストウッドの、最後になるだろうと言われる名作映画のキャッチ。(けいさん好きでしたよね)

「俺は迷っていた。人生のしめくくり方を、少年は知らなかった。人生のはじめ方を」

パブリックな施設のロビーで見たポスターでした。その時私は思わずメモってしまいました。残念ながら、作品はまだ見てないのですけど。あのダーティーハリー(クリントイーストウッド)が、孤独な老人を演じ、自分のところに車を盗みにやってきた青年と出会って始まるストーリーだそうです。

 なんたって、ダーティーハリーのクリントイーストウッドですからね。きっといい映画でしょう。
 そして、クリントイーストウッドが出てくるキャッチを、作家村上春樹の本の帯で見つけました。
 
これは面白い!
 「村上春樹作品に出てくる、孤独をもろともしない青年に会うと、まるで、クリントイーストウッドでさえ、普通のサラリーマンのように思えてくる」

 おおかたこんな感じ。

笑っちゃいました。クリントイーストウッドがサラリーマンなんて・・・
 その昔、開高健さんの、「何も足さない、何も引かない」というウイスキーのコマーシャルがありましたよね。これも好き。

 亡くなってしまいましたが、大原麗子さんの,やはりウィスキー。
「すこーし愛して。ながーく愛して」、もけっこうパロディーにして、ハスキー声で、夫に言ってみたりします。「古(ふるっ)!」と、冷たく無視されます。つっこめよ~!・・・
 いつの日か、私もど~んと、このブログに皆様がひざまづくような、すごいキャッチコピーを披露してみたいものです。

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# by urakawasika | 2010-05-01 00:52 | キャッチコピー

映画 「日本の黒い夏」 松本サリン事件   

見たい映画リストはたまる一方! 「日本の黒い夏」 を見ました。やっと・・。これは、1994年におこった、松本サリン事件の冤罪(えんざい)にテーマを絞って、ドキュメントした作品です。(2001年封切)

 映画 「日本の黒い夏」 松本サリン事件_c0219595_23595728.jpg 松本サリン事件がもう16年前になるなんて信じられない!

 美しい長野県松本で、前代未聞の毒ガス事件がおこり、被害者のはずの”河野義行”(こうのよしゆき)さんが、犯人とされ、地下鉄サリンで無実が晴れるまで、無実の罪をきせらました。
 当時、サリンも冤罪も、ともに救いのない、悲惨な出来事であるにもかかわらず、映像を通して伝わってくる、河野さんの人柄だけが、唯一救いとして、その頃の私の心に残っていました。。

 一市民にすぎない男性のどこに、こんな力があるのだろう、と、私は衝撃を受けました。それで、ずっとこの映画見たかったのです。

 映画は、高校の放送部の二人が、松本サリン事件の、”河野さん冤罪事件”を検証するために、中井貴一演じる地方テレビ局のデスクを中心とした、当時のメンバーに取材する、という形で進められています。。

 映画は、語ります。”河野さんが犯人ありき”、で決着をいそぐ長野県警。他社との報道合戦にしのぎを削る新聞テレビ。そして、報道をうのみにする私たち。寺尾 聰が河野さん役です。いい感じ。

 地下鉄サリンがおこって、河野さんの無実が晴れることになるのですが、長野県警が河野さんに固執してなかったら、オウムの存在を、もっと早くクローズアップすることができて、地下鉄サリンは防げたかもしれません。
 
 当時、冤罪が晴れたとき、たまたま見ていたニュースステーションで、言葉を並べ立てて同情する、かの久米宏さん(世論を我が物顔に作っていた名キャスターさんです。知ってると思うけど。)と、たんたんと話す河野さんの、明らかな品格の違いを感じたものです。

  理不尽な大罪をきせられて、苦しみあげたはずなのに、河野さんのおだやかさは、救いのない松本サリン事件における、たった一つの光のように感じました。この映画も、そのことを描き出すことに成功しています。

  河野さんは、もう60歳を超えていらっしゃるでしょうか。残念なことに、2008年に、サリンで植物状態になられた最愛の奥様は亡くなってしまった、ということも、知りました。

 心に残る現代の日本人をあげるなら、私は河野さんも選ぶでしょう。
機会があったら 「日本の黒い夏」 どうぞ見てみてください。中井貴一もとっても素敵ですよ。

あんな事件が巻き起こされていながら、オウムがまだ存続しているというのは、なんとも複雑です。

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# by urakawasika | 2010-04-25 00:06 | この映画見てみて!

地味と派手。我が家のペット”みどりがめ”   

世の中には、地味なものと派手なものがあります。地味なスポーツ、「卓球」、派手なスポーツ、「新体操」、地味な趣味「鉄道」、派手な趣味「スポーツカー」、みたいな感じです。

 その分類でいきますと、我が家には、きわめて地味なペットがいます。
その名は、「みどりがめ」 学名を言いますと、これがけっこう派手で、「ミシシッピアカミミガメ」、地味な印象に反して、かなり繁殖力も強く、生命力にあふれた種のようで、純日本産かと思いきや、思い切り外来種のようです。

 娘にねだられて、7年前に我が家の一員になったのですが、ご他聞にもれず、すぐに娘はあきてしまい、衣装ケースを代用した水槽で、5センチくらいだったのが、とうとう今では、手のひらサイズになり、今後は、なべのふたくらいになるといううわさを聞いて、ひそかにおびえております。

 みなさま、どなたか貰い手がありましたら、すぐに差し上げたく思っております。よろしく。

 さて、このかなり「地味」なペットは、テーブルの下で、日ごろは静かに暮らしております。パパがえさをやっているのか、私はほとんど飼育にも鑑賞にもかかわっておりませんが、いまだ死に絶える様子もなく、ごそごそという音を聞くと、元気にしているようです。

 私が、彼らにしてやったことは、唯一、名前をつけること。

 彼らが、家に来たとき、あまりにも地味なので、少し可愛そうにおもいまして、世界中で一番派手な名前をつけてやろうと決心しました。地味な亀の人生が、果てしなく、輝かしいものとなるようにと。

 命名、「オスカル」 と 「マリーアントワネット」・・*

どうです。これ以上素敵な名前はないでしょう。どんな不遇な人生も、きっとこれで吹き飛ばせるに違いありません。かなり気に入っています。

 
ただ、どちらがオスカルで、どちらがマリーアントワネットだか、いまだによくわかりません。

地味と派手。我が家のペット”みどりがめ”_c0219595_0572949.jpg

*オスカルとマリーアントワネットは、池田理代子さん作、ベルサイユのバラ、通称ベルバラの主人公です。ご参考までに。こんなネーミング、ベルバラファンにはどうもすみません。久々に見ると、やっぱり・・・・きもい。ごめんね、オスカルちゃんとマリーちゃん!

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# by urakawasika | 2010-04-21 01:03 | 我が家流