歯磨きのあとに食べる変なチョコ。(虫歯予防チョコ?)   

 
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バレンタインデー、日曜なので義理チョコの売れ行きは、例年より少なかったんじゃないかな?
 ごくたまに、バレンタインデーにかかわらず、チョコレートの差し入れをいただいたりします。そんな時は、持ってきてくださる方は
 「 歯医者さんにチョコをあげたらいけないんですけどお 」008.gif
 とちょっぴりいけないことをしているように、顔をしかめます。

 そんな時は、「 いえいえ、大好きです。虫歯がなくなったら、歯医者は失業しますから、大丈夫ですよ。」とありがたくいただきます。 実際、チョコレートって、おいしいです。歯科の仕事は、運動量はすくないようですが、かなりの緊張と緩和を延々繰り返す仕事。昼休み以外は、特に休憩もないし、使ってないみたいでも結構頭も使っているようだし、診療の途中にチョコレートをひとかけら口に放り込んで、疲れと低血糖から抜け出すことがあります。
 チョコひとかけらで、グーンと元気になります。そんなこんなで、けっこう、控え室にはチョコがおいてあったりします。

 チョコ イコール歯医者さんの天敵、というわけではないのです。でもやっぱり、チョコを食べたまま寝床につこうものなら、そういう生活を繰り返していたら、やっぱり、歯医者さんのお世話になる人が出来上がるわけで、チョコ イコール 虫歯予防、というわけにはいきません。

 というのが、今までの常識でした。

 でも、世の中には、必ずそういう常識をくつがえして、みんなの鼻を明かしてやろうという人が必ずいるものなのです。そんな人が作ったかどうかはわかりませんが、歯磨きあとに食べる、虫歯予防のチョコレートというのが、この世の中には存在するのを知っていましたか? 私も最初は驚きました。からくりは、というと、キシリトールを使って、ほかにも、虫歯にならない人口甘味も入れて普通のチョコとほぼ同じ味に仕上げたようです。名づけて ”歯医者さんが作ったチョコレート”(歯科医院にしか売っていません)

 今までもキシリトールを使ったガムやキャンデーは、良く見かけましたが、やっぱり、これを作った人は、チョコじゃないといけなかったのでしょうね。でも、やっぱり歯磨きのあとに、チョコなんて、最初トライした時はいまいち、すわりの悪い気分です。

 でも、不思議、普通のチョコと変わらない味です。それから、できるだけ、口の中にとどめておくように、という説明を守ってもぐもぐ食べたあと、(何しろ高いしろものなので、そうそうすぐに飲み込む気にもなりません)だんだん、口の中がすーすーして、チョコを食べたあとにおこる、ねばねば感があるどころか、口の中がクリーンな感じがしてきます。予防というのは嘘じゃないみたい。)

 もうひとつ、と手を伸ばしてもぐもぐ。キシリトールは、体が分解できません。どっと、胃にもたれた感じ。やれやれ、一回3つぶまでにしましょう、みたいな説明書きは、飾りじゃなかった。虫歯菌も、キシリトールがおいしいので、たくさん食べて消化できずに死んじゃうのですが、人間もたくさん食べると、虫歯菌の気持ちも少しわかります。(胃がもたれたり、うんちがゆるんだり、食べすぎはよくありません。)

 虫歯予防談義でもりあがっていると、体重が気になるわれらフォーティーズの皆さんは、いつのまにか、ダイエットチョコとしての利用の仕方にすり替わっていました。

 そっち行きますか~。確かにこの糖は吸収はしませんけど。食べ過ぎないようにしましょうね。ついでに言うと、糖尿病の方でもいただけます。
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by urakawasika | 2010-02-19 11:21 | 健康,体、病気

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