「ゲゲゲの女房」 いいですよ~   

「ゲゲゲの女房」 いいですよ~_c0219595_144884.jpg  なんだか、ドラマの視聴率があがらないそうですね・・・けっこう、良い番組を作っても、昔のヒット作ほどいかないんだとか。
 そうですか。さち先生の若い頃って、「男女7人秋物語り」みたいな、トレンディードラマにはまりましたけど、あの頃は、トレンディードラマも全盛期。・・・時代も、バブル全盛期でもありました。
 NHK大河ドラマや、朝ドラだってしかり、あの頃は今よりずっと見られていました。

 でも、さち先生は、最近NHKの大河「龍馬伝」と、朝ドラ「ゲゲゲの女房」に、夫婦そろってはまっています。両方とも、久々におもしろいです。

 龍馬伝は、なんだか、少女漫画的に書かれているし、福山はいかしているし、セットはなかなか大がかりだし、見逃しても、何度もやっているし。

 ゲゲゲの女房は、本当に何年ぶりでしょう。夫婦して朝ドラ復帰を果たしてしまいました。
久々に、朝ドラの原点・・・健康的で、前向き。朝一番の楽しみになっています。

 このドラマは、ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげるの奥さんが書いた「ゲゲゲの女房」をもとに作ってあります。
あの、水木しげるの、ひょうひょうとしているところが、とっても魅力的です。最近では、ちょっと見かけない、たおやかで、けなげな奥さんがまたいい。水木夫妻が下積み時代を明るく、希望を持って生きている様子が、とってもいいですね。

 「貧困とは、無縁」という、最近の貧困ではなく、いわゆる、「貧乏」なのがいいです。
南方戦線から、片腕を失って、命からがら引き上げてきた水木しげるは、どうして、こんなに、明るく生きて行けるのかな~?鬼太郎も、まったく、水木以前には、モデルになるものがない。オリジナル。そのあとの怪奇漫画は、ある意味、水木しげるのあとを行ってると思うのです。それに、どんなにうまくいかなくてもたんたんと漫画にうちこむ、軸ぶれしない彼の姿勢は、驚嘆に値します。

 すごいな、どこからこのすごさは生まれてくるんだろう・・・毎朝同じことを感じます。
でも、このドラマも、オープニングは、過去朝ドラの中で、最低の視聴率だったそうですから、視聴率なんてものは、どうなっているのかしらと思います。

 水木しげるも、すでに80才をこえています。ドラマ化されてよかったな~。とそんな気分になってます。このドラマに登場する架空の人物、水木の幼なじみ役の ”いたちくん”は、まったくネズミ男そのもの・・・彼が登場するおかげで、ドラマがとっても面白くなってます。

 ネズミ男って、実は、すごく愛されているキャラなのかもしれない。
このドラマを見て気づいたことのひとつです。それから、ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲ~・・・というあのインパクトのある歌の歌詞は、水木さんが作った詩なんですね。これも、すごいと思いました。

原作も、久々にヒットです。おすすめです!

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by urakawasika | 2010-07-07 01:11 | 書評

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