2015年、昭和も遠くなりにけり   

 新しい年になりました。平成が27年目になるなんて、あ~なんと、月日の経つのが早いことよ!
私は、昭和の最後の年を、大学病院の口腔外科で迎えました。昭和天皇が危篤状態を迎えられて、その頃どのテレビも、昭和天皇の御病態を伝える番組一色になってました。そして、天皇が崩御されると、20代のうら若き私も、かなりのショックを受けたのを覚えてます。昭和は終わった!

 それから、医局時代にベルリンの壁崩壊も経験しました。医局の同僚が、同時期にヨーロッパに行って、ベルリンの壁の一部を手に入れて戻ってきたこともありました。
 自分は、激動の時代にいるのかな~・・・でも、きっと、良い時代になっていくのだろう、なんて思ったかもしれません。エポックメイキングなできごとだったのに、けっこう、その時の感想なんて、あんまり覚えていません。
 
 もしかしたら、社会のことよりも、自分の仕事のこととか、これからの進路のこととか、そういうことで、頭がいっぱいだったのかもしれません。若いというのは、良きにつけ、、悪しきにつけ、そういうものかもしれないですね。

 さて、それから、27年です。お~・・・世界は、冷戦が終わったけれど、ちっとも平和になんかなっていませんでした。。アメリカの一国覇権主義が台頭して、ずいぶん、こっそりと日本もひどいめにあいました。
  そして、今年念頭のニュースを見れば、それに対抗するように、テロリズムが頭をもたげて、冷戦の時代より、さらなる核のの驚異にもさらされています。

 やれやれ、人間の力では、この世は、理想郷にはならないようですね。

暮らしに目をやれば、バブルがはじけた、とさわいでいた頃より、もっともっと大変な状態になっていて、今年は、どんな年になっていくのだろう・・と不安になっていきます。

でも、昔と比較して、すぐに、悲観的になったりするのは、かなり長いこと、私が生きてきたからであって、若い人たちは、生まれた時から、こんな感じだから、たくましいものです。

 「昔は、銀行金利だって、もっとあって、10万円貯金してたら、何年かで、すぐ何万円か増えてたよ。今は、それだけ、日本人の資産はかすめとられてるんじゃないの?」
なんて、私がぼやいても、若いスタッフは、
「へ~、そうなんですかあ?」
と、年寄りの思い出話と、にこにこ聞いてます。

 そうだよね~。知らないんだもん。しかたないよね。楽しそうににこにこしているスタッフに、なんだか力強いものを感じます。
 そう、若者の生きる力こそ、どの時代も、国の宝かもしれませんね。・・・なんか、ほっとするさち先生でした。今年も、とにかく、真剣に生き抜こう、と、決心する次第であります。


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by urakawasika | 2015-01-15 15:23 | 季節

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