緊急事態宣言が出ましたね・・・   

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診療が終わりました。今から、部屋をオゾンで満たします。部屋の空気と備品すべて、オゾンで燻蒸します。誰も入れません。この機械を入れて、確かに、インフルエンザで休むスタッフが激減しました。あ、きいてるんだ、と思いました。

 前回ブログを書いてから、社会はぜんぜん違う空気感で染まってしまいました。
結局、コロナは水際で防げず、誰がかかっていてもおかしくないという自体になってしまいました。福岡は緊急事態宣言なるものまで出されました。

さて、そんな中で、自分はどう過ごしたらいいのでしょうか。2月の終わりに、私は、けっこう危機感があって、うらかわ歯科医院のコロナ対策を進めてきました。
日本感染症学会のページや、日本環境学会のページなどを見まくって得た知識と、昔からされている当たり前のウイルス対策をもう一度見直すことで、このウイルスは気を付ければ、ちゃんと防げる、という確信を得ました。

このウイルスは、幸いなことに空気感染は、心配は少ない(絶対ないとは言えない)らしいです。
厚労省の代表的なインフォメーションのページでも、コロナのメインの感染経路は、飛沫感染であり、接触感染ということは、ずっと変わることなくインフォメーションされています。

つまり、しっかり全員がマスクをして、ポイントをおさえたタイミングで、手洗いを敢行すれば、まずうつることは考えにくいということです。
コロナウイルスに感染した人が、そのウイルスをまき散らすのは、唾および、体から出る体液、排せつ物からです。しかも、症状が出始めて3日目、4日目あたりから、たくさん出てくるというのです。

すなわち、コロナにかかっていても、症状がなく自覚のないという人から、大量にウイルスが出されている可能性は低く、さらに、そういう人たちがマスクをしていて、自分もマスクをしていると言う状況では、感染のリスクはかなり低い、と考えます。

だからといって、マスクをしているから何をしてもいい、ということではないけれど、過剰に怖れてびくびくする必要はないということだと思います。

私は、その確信のもとに、うらかわ歯科の感染対策をすすめてきました。

おもしろいことに、2月までの段階では、スタッフも、横目で、一人危機感にさいなまれている私を、さめた目でみておりました。昼休みは、別々に食事をする、と決定したら、ぶぜんとするスタッフもおりました。

でも、テレビの報道がだんだん過熱してくるごとに、スタッフも、あら? やっぱり・・・という感じになってきて、今では、みんなでがんばりましょう~という感じになっています。

まあ、ほんとは、さち先生の取り越し苦労で終わっている方が、幸せだったとは思うけどね~。

 さて、ここまでくる段階で、私はあるリスクをとても心配するようになりました。それは、自分一人ががんばっていてもだめで、職場が一致してがんばることだけでもだめ。

院内では、ほぼ感染のリスクをつぶせても、全員の家族までまきこまないとやばい、ということです。

たとえば、私が、院内あるいは、プライベートな生活で、きっちり感染対策ができたとしても、うちの子供たちが、平気でマスクをせずに、どっかに行って、もらってきたらアウトだってことです。

スタッフの旦那様が、マスクをせずに電車に乗って、職場の社員食堂で、今まで通り、近距離で同僚とおしゃべりしながら食事をするようなことがあったら、そこから石垣が崩れるということです。

 なぜなら、家族は、一ユニットだからです。

 ちょっとこうるさいかもしれないけれど、家族に徹底して感染対策をさせること! といきりたってミーティングをしました。

まあ、でも学校が休みになり、スタッフの旦那様がテレワークになったりして、ちょっとほっとしています。

しかし、ほっとしたところに魔が・・・というのが人生の法則。笑

しっかり冷静に、石垣がくずれる可能性があるところは、しっかりつぶしていきましょう。

緊急事態宣言、すぐに解除される状況が一番理想的ですが、今の感染の数からすると、それは考えにくいと私は思っています。長期戦もありうるということです。(さち先生の取り越し苦労でおわってしまうのが理想ですが!)

その発想にたって、今は頭を展開させています。院内の完全な感染予防システムをたんたんとやりながら、たんたんと、歯の治療が必要な方を受け入れる。なんたって、歯周病がひどくなると、ウイルス感染のリスクも増えると言われていますからね~。
 そして、来院する患者さんに、しっかり予防対策をお伝えする。(おせっかいと思わずに聞いて下さいね!)

長期戦になれば、基本的な生活をとめずに、いかに冷静に、医学的見地にもとづいた対策を、ひたすらたんたんとし続けていく、ということが、疲弊しない第一だと思います。

お気の毒なのは、飲食業やイベント業をはじめ、すでに膨大な経済的被害が出ている業界の方々です。これが長期におよべば、日本の経済は底知れぬ所へ向かうかもしれません。


 そうであるのに、ですよ!
3月になっても、国会議員さんが、国会で平気でノーマスクで議論していました。マスコミの人も、あまりマスクの重要性を前面に出してはいませんでした。
 最近とある市役所に行ったら、そこでも、たいして何もされているようには見えませんでした。マスクなく、手消毒せずに入る人たちをだれも咎める人もいません。
ほかにもいくつもあげられる、公的なところで、危ない状況をかいまみました。

政府は、ただ集まるなと言うだけで、マスクをせずに外出するのを許しているのもどうか思います。(あらゆる手作りマスクでも効果あるのだから。)そういう、たくさんの矛盾やトップのつけを、末端の市民が担わされているようでなんか、変だと感じます。

 しっかり感染対策をして、また助け合って、大丈夫とおごることもなく、またびくびくすることもなく、正しい冷静さで、知識を持って、この難局をしずしずと乗り越えていきたいと思うこの頃です。


ホームページにコロナ対策やマスクの作り方を載せています。
福岡市早良区西新の歯科医院

by urakawasika | 2020-04-12 14:24 | 社会

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