2010年 04月 25日 ( 1 )   

映画 「日本の黒い夏」 松本サリン事件   

見たい映画リストはたまる一方! 「日本の黒い夏」 を見ました。やっと・・。これは、1994年におこった、松本サリン事件の冤罪(えんざい)にテーマを絞って、ドキュメントした作品です。(2001年封切)

 c0219595_23595728.jpg 松本サリン事件がもう16年前になるなんて信じられない!

 美しい長野県松本で、前代未聞の毒ガス事件がおこり、被害者のはずの”河野義行”(こうのよしゆき)さんが、犯人とされ、地下鉄サリンで無実が晴れるまで、無実の罪をきせらました。
 当時、サリンも冤罪も、ともに救いのない、悲惨な出来事であるにもかかわらず、映像を通して伝わってくる、河野さんの人柄だけが、唯一救いとして、その頃の私の心に残っていました。。

 一市民にすぎない男性のどこに、こんな力があるのだろう、と、私は衝撃を受けました。それで、ずっとこの映画見たかったのです。

 映画は、高校の放送部の二人が、松本サリン事件の、”河野さん冤罪事件”を検証するために、中井貴一演じる地方テレビ局のデスクを中心とした、当時のメンバーに取材する、という形で進められています。。

 映画は、語ります。”河野さんが犯人ありき”、で決着をいそぐ長野県警。他社との報道合戦にしのぎを削る新聞テレビ。そして、報道をうのみにする私たち。寺尾 聰が河野さん役です。いい感じ。

 地下鉄サリンがおこって、河野さんの無実が晴れることになるのですが、長野県警が河野さんに固執してなかったら、オウムの存在を、もっと早くクローズアップすることができて、地下鉄サリンは防げたかもしれません。
 
 当時、冤罪が晴れたとき、たまたま見ていたニュースステーションで、言葉を並べ立てて同情する、かの久米宏さん(世論を我が物顔に作っていた名キャスターさんです。知ってると思うけど。)と、たんたんと話す河野さんの、明らかな品格の違いを感じたものです。

  理不尽な大罪をきせられて、苦しみあげたはずなのに、河野さんのおだやかさは、救いのない松本サリン事件における、たった一つの光のように感じました。この映画も、そのことを描き出すことに成功しています。

  河野さんは、もう60歳を超えていらっしゃるでしょうか。残念なことに、2008年に、サリンで植物状態になられた最愛の奥様は亡くなってしまった、ということも、知りました。

 心に残る現代の日本人をあげるなら、私は河野さんも選ぶでしょう。
機会があったら 「日本の黒い夏」 どうぞ見てみてください。中井貴一もとっても素敵ですよ。

あんな事件が巻き起こされていながら、オウムがまだ存続しているというのは、なんとも複雑です。

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by urakawasika | 2010-04-25 00:06 | この映画見てみて! | Comments(5)